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POSレジとキャッシュレスツールで作業負担を軽減

飲食業

もつ焼きと漬物のおいしい店「ぶたいち」店主 柿澤 好徹さん

(千代田漬物株式会社 代表取締役)

人数は2名(現在バイトいないが、いた時は3名)

当社は、漬物卸売業を主力とする老舗企業である。2019年、新たな挑戦として飲食店をはじめることとなり、お金の管理はできるだけ省力化したいと考えた柿澤社長。開業準備を進めていた当時は、軽減税率制度がはじまる直前で精算や会計処理が複雑になることが予想されていた。そこで複数税率対応のPOSレジや周辺機器(プリンタ、カードリーダーなど)の導入を決めた。

速く安く使えるレジシステムを探していた

レジシステム導入の方針として、できるだけ速く安く準備できることを優先した当社は、家電量販店でタブレット端末と周辺機器セットを購入した。POSレジアプリはクラウドで稼働するもので、キャッシュレス利用時のみ決済手数料を払うが、ソフト自体は無料で使用できるものだ。初期設定をIT専門家に頼み、メニュー登録などの細かい設定は柿澤社長自身が行った。「レジアプリの操作は難しくなく、すぐに店舗で利用できるようになった。」と、当時を振り返る。

接客や調理に集中でき、キャッシュレス対応もスムーズに

開業直後から順調に集客ができたことで、忙しくなっていたお店。柿澤社長自身も接客や調理を担当する中でレジの導入効果を実感する。例えば、注文情報は、レジとデータ連携されているため、会計時に伝票を打ち直す作業などがなくスムーズに対応できる。また、キャッシュレスの場合は、お金に触ることがないため釣銭の受け渡しミスが防げ、衛生面でも良かった。混雑時でもスタッフの負担を減らすことができ、接客や調理に集中できることのメリットは大きかったという。

会計事務所へ提出する会計情報もミスなく簡単に

POSレジシステムでは、日々の売上データは自動的に記録され、クラウド上で管理される。このため、紙の伝票やFAXなど使って会計情報をやり取りするような手間はなく、出力したデータをそのまま顧問会計事務所へ共有することができ、閉店後の集計作業や経理面での事務作業がほぼなしで行えている。システム上で売れ筋メニューや売上の変化などを把握することもでき、会計事務所や関係者との共有もリアルタイムにできるようになった。柿澤社長は、「飲食店事業に取り組んだことで本業との相乗効果も出始めている。人手不足の中でもITツールにより業務の効率化を図ることができ、とても良かった」と振り返る。